今日もサツキ晴れ！

今日もサツキ晴れ！
■ データ
作	ストライク平助
出版	一迅社
レーベル	4コマKINGSぱれっとコミックス
掲載誌	まんが4コマKINGSぱれっと
■ 公式紹介文
ストライク平助先生の初単行本！ 自称･天才の「松戸博士（まつど･ひろし）」によって「殺人アンドロイド」として作られた「サツキ」は、ちっとも「殺人アンドロイド」じゃなくて…。 自称・博士のライバル「八ツ崎倍男」や「倍男」に献身的に尽くす、強化クローン人間「キャプリコン」などと繰り広げられる一大恋愛叙事詩（??）がここに!?
■ ジャンル
SF、学園、ラブコメ
■ 評価（最大値は5）
ストーリー	★★★★☆
キャラ	★★★☆☆
テンション	★★★★☆
ギャグ	★★★☆☆
恋愛	★★★☆☆

「春風いちばんっ」の前作に当たるこの作品。
実は「ソーダ屋のソーダさん。」などと並んで、ぱれっとコミックス初の単行本化作品の一つだったんですね。
「春風～」の紹介から少しブランクが空いてしまいましたが、この機会に紹介しておきましょう。

●気になるあの娘は…「殺人アンドロイド」？
自称・天才科学者の高校生・松戸博士（まつどひろし）は、両親を死に追いやった人物に復讐するために殺人アンドロイドの「サツキ」を製作。
しかしこのサツキ、自分から攻撃しようとはしないという、「殺人アンドロイドとしては」欠陥品。
結局見た目も心も「普通の女の子」そのもののサツキは、松戸の一番近くにいる女性として過ごしていくことになります。
松戸の（自称）ライバルの八ツ崎倍男や、彼の作った強化クローン人間の少女「キャプリコン」などの周囲の人物と接していくうちに、松戸のすさんだ心も次第に変化していって…？
破天荒なギャグ展開と巧みな心情描写によって繰り広げられる、ラブコメ風味の作品です。

●アンドロイドだって恋をする
この作品は前半部と後半部で大きく展開が変わります。
前半は主に松戸とサツキ、八ツ崎とキャプリコンの4人で繰り広げられるギャグ展開。
サツキに一目ぼれした八ツ崎が空気を読まずにちょっかいを出し、そんな八ツ崎を「マスター」と呼んで慕うキャプリコンはサツキに嫉妬したり…という、明るい（？）ラブコメ展開。
しかし松戸の先輩である「草田いちご」、そして長い間松戸家に姿を見せていなかった松戸の姉が現れてから、物語は一変。
松戸とサツキはそれぞれ自分の気持ちに悩むようになっていきます。
果たして、人間とアンドロイドの間に愛はあるのか…？
ギャグ一辺倒のように見えて、実はけっこう骨太なストーリー展開だったりします。